かね徳 芦屋工房
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日本初の創作珍味 「くらげうに」

昭和24年(1949年)4月、うにの統制が撤廃されたのを契機に、
かね徳創業者、「東村コ太郎」は、三陸(宮城県)方面での
大口の買付けに成功し、下関のメーカーに供給していました。

しかし、突如として下関の問屋が韓国から良質のうにを大量に
輸入し、低価格で販売したために、大量の在庫を抱えて
しまいました。
そんななか、東京の商社が、当時まだ国交のなかった中国から、
中華料理の食材として、香港経由で温州産のくらげを初めて
輸入しました。

ところが関東ではほとんど売れず、大阪の華僑商社へサンプルを 持ち込んできました。
新しい食材に興味をもったコ太郎は、さっそくサンプルを取り寄せました。
当時のくらげは、乾燥していて茶色い皮がついたままでした。
これを水で戻し、ブラシで皮をはがして刻み、試食してみるとすばらしく歯ざわりがよいことがわかりました。

その瞬間、「これをうにと和えてみたらどうか」とパッと頭の中に
閃きました。

その当時、うには大変な高級品で、「粒うに」や「練りうに」が
一部の専門店や産地の土産物店で少量売られていたに
すぎませんでした。

そのうにをくらげと合わせることによって大衆化し、
広く流通させることができると考えたのです。

すぐに試作にとりかかり、数日後には「くらげうに」
を完成させました。
こうして、うにの風味とくらげの食感が見事に調和した、
これまでにない新製品が誕生しました。


当時としてはまだ珍しかった、塩化ビニールの透明カップに詰め、
「弁慶マーク」をつけてカネトクのうまい「くらげうに」として、
手ごろな価格で売り出しました。

おかげさまで、爆発的な売れ行きとなり、発売当初は製造が
追いつかないと状態となりました。
やがて生産体制を整えると、全国的に広がり、
珍味メーカーとしての第一歩を踏み出す、
大成功となりました。
それが、昭和26年(1951年)2月のことでした。


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